大人の本棚・こどもの本棚

グーテンベルクのふしぎな機械

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1450年ドイツのマインツ市。世界の発明史に残る画期的なものが作られました。

ぼうきれと骨、真っ黒なススと植物の種からできていて、茶色のコートを身にまとい、金がちりばめられている。作るには、鉛と錫、じょうぶなオークの木材が必要。これらは、調合され、形を変えることで、活字をつかった印刷機で紙に印刷をすることができるようになりました。これが世にいうグーデンベルグの印刷革命です。

世界史の教科書でほんの数行でしか習うことのなかったこの発明を、まさに手にしている絵本そのものも、この発明なくして存在しえたかったと想像を膨らまることができます。また、その最初の発明から続く印刷の長い歴史が、現在にも、脈々とつがなっていると実感でき、感慨深い作品です。

推薦者:中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)

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