こそあどの森で暮らすスキッパーのところに、雪の日、南の島に調査に行ったバーバさんから、島の特産の木の実が送られて来ます。しかし、郵便配達員のドーモさんが同封されていた手紙を濡らしてしまったために、木の実の料理法が分かりません。そこでスキッパーとドーモさんは森の仲間達に、木の実の料理法を尋ねていくのです。
作者の岡田淳氏は、元教師で美術教育を受けており、ファンタジックで美しいこそあどの森の風景と個性豊かな登場人物を、かわいらしい絵で描いています。子どもたちにも人気の「こそあどの森の物語」シリーズの第1弾です。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)