大人の本棚・こどもの本棚

ごちそうごよみ

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みなさんにとって「ごちそう」とは何でしょうか?

昔の日本でご馳走を食べる日は、行事の日だったそうです。本来の行事とは、節目の日のことだともこの本に書いてあります。日本に古来から伝わる行事とその時に食べた料理や食材を、かわいいイラストで詳しく、楽しく紹介しています。

その料理や食材を食べることにはいわれがあり、また願掛けのようなものもあり、思わず「へ〜っ」と言ってしまいます。現代日本には西洋文化を取り入れた行事も多くなり、その行事と食についてもこの本はちゃんと教えてくれています。和食はユネスコ無形文化遺産にも登録されていて、その説明によると「自然を尊ぶ という日本人の気質に基づいた食に関する習わし」と説明されています。

なにげなく食べている和食を文化としてみると、日本の四季や節句も大事にし、子どもたちにも伝えていきたくなることでしょう。ぜひこの本で 本来の「ごちそう」とは何か知ってください。そして今年一年 自分達の食べる「食」について興味を持って過ごしてくれたら嬉しいです。きっと今までの年中行事や家族のイベントでの食事が違ったものになるはずですよ。

推薦者:朝日 仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)

絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/

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