大人の本棚・こどもの本棚

ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯

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主題あるいは副題のとおり、アメリカのニューヨークはハーレムにおいて本屋を営んだルイス・ミショーという人の伝記です。現代とは異なり、本屋というものが本当に教育や文化の拠点であった時代に、それも人種差別がはびこる時代に、黒人が多く住むハーレムという場所で「黒人が書いた、黒人についての本だけ」を売る本屋があったということの意味を、私たちはかみしめる必要があるでしょう。多くの人々に、教育や文化を届けるということは、まさに闘いでありました。

この本の面白さの半分は、若い人向けに作られた、この本の構成・装丁にあります。西暦年を全面に出し、イラストや写真を多数取り入れ、その時に何があったかを多角的に掘り下げ、若い人にも視覚的に面白く伝わる仕組みになっています。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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