川端誠さんの落語絵本シリーズのうちの1冊です。
落語は絵で見るよりも耳で聞く方がよいという考え方もありますが、川端さんの落語絵本は、分かりやすく親しみが持てる絵と、落語の語り口が残った文で、子どもにも大変人気があります。
特にこの「はつてんじん」はほのぼのとした親子関係が、落語という雰囲気を壊さず上手に表現されていて、とてもあたたかい気持ちになれる絵本です。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)