この本は2つの部分から成っています。
1つめは、個々の動物の骨の写真のページです。動物自身が視点人物として、自分の体の仕組みや動きについて、特徴的なところを解説してくれています。写真の撮り方・見せ方が上手なので、骨からその体の仕組みや動きがよく分かります。
2つめは、著者の西澤真樹子氏によるイラスト解説です。一般的な(複数の動物に共通する)骨の成分やつくりや働きなどについて、ぎゅっとまとめた楽しい解説になっています。
とてもうまく構成された絵本だと思いました。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)