大人の本棚・こどもの本棚

家康、江戸を建てる

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本書は、家康はどのように江戸の町を作ったのかということをテーマにした小説で、5章立てになっています。

利根川の流れを変える河川工事を行った伊奈忠次、

江戸の貨幣鋳造にあたった後藤庄三郎、

神田上水を設置した大久保藤五郎・内田六次郎、

江戸城の石垣構築に貢献した伊豆の石工の吾平、

江戸城に白一色の天守を建てた二代将軍秀忠

といった人物を視点人物として、彼らが家康からどのような経緯で仕事を請け負い、何を重視し、何に葛藤をし、何に苦労をしてそれぞれの仕事を仕上げたのかを生き生きと描き出しています。

とても面白くて、一気に読んでしまいました。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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