大人の本棚・こどもの本棚

いつもちこくのおとこのこ ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー―

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ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという男の子は、朝早く出発して学校に来ようとしますが、その度に、ワニにかばんに噛みつかれたり、ライオンにズボンを破かれたり、高潮にさらわれそうになったりと散々な目に遭います。何とかその場をやり過ごしてやっと学校に来ても、遅刻になってしまいます。もちろん先生に遅刻の理由を説明しますが、先生はその話を嘘だと思って信用してくれませんでした。先生は、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーに、「もううそはつきません」という反省文を何百回も書くように命じるのです。ある日、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーが何の災難にも遭わずに時間どおりに学校に到着してみると、今度は先生が大変な目に遭っていました。

これは絵本ですが、あえて「大人向け」にさせていただきました。子どもたちは日々新しいことに出会い、いろいろと大変な思いをしながら生きているのに、大人は子どもの話を信用せず、そんなことは起こるわけないと決めつけてしまっていないでしょうか。そんなことを反省させられる絵本です。

 

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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