一般的に、“のりもの”絵本は、真横で描かれる場合が多いのですが、人と同じように乗り物にも、顔があって、それぞれ違います。さらに、この本は、のりものを運転する人と、着ている制服を合わせて描いています。消防車、救急車などの身近な乗り物から、豪華客船、ロケットなどめったにお目にかかれない乗り物までを網羅されています。乗り物と、乗っている人は、子どもたちにとって「かっこいい」の代名詞です。そんな「かっこいい」が集まった“のりもの”絵本は、子どもたちの目を必ずや輝かせてくれることでしょう。それは同時に、子どもたちの顔もイキイキしたかっこいいものになるのです。
推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)