著者の写真家・植本一子さんは、本書(単行本タイトル「働けECD わたしの育児混沌記」でデビューして以来、まるで写真アルバムを作るかのように、一貫して、家族の日常を書き続けています。
その1作目は、波瀾万丈の石田家の序章であり、娘2人と夫でラッパーのECDとのどちらかといえば平凡で幸せな、でもちょっと変った日常。この続刊以降、一家に様々な困難が襲いります。
読めばきっと石田家から目が離せなくなり、新刊が待ち遠しくなります。小さな幸せをかみしめる大切さを教えてくれる1冊です。
推薦者:中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)