大人の本棚・こどもの本棚

きみのお金は誰のため

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本書はお金の意味と社会の仕組みを説明した経済の解説書です。小説仕立てになっていて、ボスと呼ばれる経済の研究所の所長が、中学生男子である悠斗と外資系銀行に務める七海という若い二人に、多くの比喩を用いて解説するという形をとっています。

視点人物が悠斗に設定されているため、悠斗の素朴な疑問や迷いにボスや七海が答えることでより分かりやすい解説になっており、若い人も興味を持って読むことができると思います。

そして最後は本当に小説らしく、ストーリーを締めくくります。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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