大人の本棚・こどもの本棚

子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ

SNSでシェア

映画「こどもかいぎ」は本書の著者でもある豪田トモ監督のドキュメンタリー映画です。

先生が園児たちと丸くなって一緒になって話をする。話をきく。それは、日常的に家庭内にあったはずの対話の時間が、大人たちの都合で失われており、この「サークルタイム」と名付けられた時間はまさに子供たちの話したいという欲求を補っているかのようにも映ります。

園児たちが否定されず、自分の話したいことを目を輝かせながら話す姿が、園ではできる。この「サークルタイム」は、次なる子供たちへの新しいアプローチとして世の中に浸透していきそうな予感がします。

中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(4歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)

SNSでシェア

新着記事