大人の本棚・こどもの本棚

子は親を救うために「心の病」になる

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子どもが風邪をひくとき、決まって夫婦の関係がぎくしゃくしているとき。

子どもが感情を爆発させたり、体に異変が起きているとき、その背景には親子、夫婦といった身近な人間関係の不和があるといいます。

本書は非常に重いテーマです。子育ては、いいことばかりではありません。負の側面にもきちんと向き合わなくてはいけません。子どもは、大人が想像している以上に、敏感に親や大人たちを観察し、大人たちの気持ちを鋭敏に感受しているのです。

読んでいると身につまされる思いにもなります。でも、それは子どもを愛し、必死に子育てをしている証です。

子育てに悩む多くの方に、手にとってもらいたい1冊です。

 

中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父(3歳娘)育児と読書の日々を過ごしています。)

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