「見立て作家」の田中達也さんが、日常にある様々な“もの” を、ミニチュアの視点で別の“もの” に「くみたて」て楽しむ絵本を作りました。
歯ブラシや洗濯バサミ、セロハンテープにカスタネットなど…。普段の生活で当たり前に使用している日用品や文房具、楽器が絵本の中で立体的に動き出します。
ミニチュアの作業員たちが組み立てた洗濯バサミはブランコになり、メガネはプールになって、絵本の中の人たちを楽しませています。他の“もの”はどのように組み立てられるのでしょうか？

想像力をはたらかせることで、絵本の世界に自分だけのストーリーが生まれて、　興味がどんどん広がっていくことでしょう。
ページの随所に遊び心があふれていて、ひとりでじっくりと、または親子や友達と一緒に会話をしながら楽しく読める絵本です。

推薦者：有本　教子（新潟県立図書館司書。こども図書室担当。２女１男の母。）

新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。