図書館で毎年、新1年生に読んでいる絵本です。
こぐまの男の子くんちゃんは、初めて学校へ行く朝、はりきって家を出ました。ところが教室では、上級生が字を書いたり計算をしたり。何もできないと思ったくんちゃんは、教室を飛び出してしまいます。でも大丈夫!先生が上手に、くんちゃんを仲間入りさせてくれるのです。
1年生はくんちゃんのうれしさや不安を自分のことのように感じ、真剣に絵本を見ています。黒と茶の2色で地味な印象ですが、7冊のシリーズはどれもお薦めです。
推薦者:田村 梓(新潟市立小学校学校司書。子どもたちと一緒に、本や昔話を楽しんで、27年目になりました。公共図書館や幼稚園でも、子どもと本をつなぐ活動しています。)