クリスマスが近づくと読みたくなる、読んであげたくなる絵本です。

絵本の主人公、僕はクリスマスの前日、縁の下にある素敵な模様の木箱を見つけます。箱のふたを開けて中をのぞいて見ると、サンタさんがいる風景が映し出されます。
僕が箱をのぞくたび、サンタさんはクリスマスの準備を進めていて、夜寝る前に箱をのぞくと、とうとう僕の町に向かって来ているではありませんか・・・！

僕が家族と過ごしている日常の様子と、箱の中のサンタさんがいる風景が交互に現れ、箱をのぞく時のどきどき、わくわくする気持ちが伝わってきます。
サンタさんからのプレゼントを待つこども達はきっと、同じような気持ちで過ごしているのでしょう。クリスマスが待ち遠しくなる絵本です。

推薦者：有本　教子（新潟県立図書館司書。こども図書室担当。２女１男の母。