大人の本棚・こどもの本棚

きょうのごはん

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子どもたちにとって「食べる」とは、単に好きか嫌いかで判断される日常の習慣と思われているかもしれません。嫌いだけど、栄養があるから残さず食べることを強要され、たしかにまだ発達過程の体を作るために、嫌いなものを食べなくてはいけない。

食事には、食べる行為の他に目を移せば、食材の買い出しや調理、家族との団らんがあります。こういった買い出しから団らんまでの一連の食事の風景を描いたこの絵本は、ただ嫌いな食べ物があるだけで、食事の時間を苦痛と考える子どもたちへの食育の一端を担う役割を果たす作品であると思います。

推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)

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