様々な生きものたちが、生まれてから死んでゆくまでの間で、受け継がれてゆく数字の数々。
赤ちゃんを産む数、巣を作る数、歯の数等々。「あーそうだったのか」と、大人も初めて知る数字が多いのではないかと思います。それらの数は、絵として描かれているので、指差しをしながら数えると更に楽しめ、タツノオトシゴが産む1000匹のあかんぼうは、数え始めてみましたがお手上げです。抑えた色調で描かれた絵が印象的です。あとがきは生きものの一生と数字について子どもたちにわかりやすく書かれています。
推薦者:大平光代(絵本の家「ゆきぼうし」(魚沼市)代表。絵本専門士の資格を持つ。10年間子育て専業主婦をし、現在は保育園、こども園勤務の保育教師。大阪府出身)