子どもたちへのマスクの影響が叫ばれて久しい。毎日マスクでいると、子どもたちの心身の正常な発達を阻害するのではないか。しかし現実、うちの子も毎日マスクをして通園しています。驚くことに、マスクが日常的に当たり前の子にとって、友達の顔はマスクありきで判別でき、近所でクラスの友達に会うと「〇〇ちゃん」と言い当てるのです。そういったかわいそうな環境に適応している子を前に、脱マスクへの処方箋を提言する本書を読むと、子どもたちに1日でも早くマスクを取った人たちの笑顔を見せてあげたいと願うばかり。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(4歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)