大人の本棚・こどもの本棚

「みんなと違う」自分を大切にする方法 10代からのメンタルケア

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「”普通は”できることなのに、どうして自分はできないんだろう」「自分だけ”みんな”と違う気がする」そういった悩みを抱く方は多いと思います。

多様性を大切に、と言われる時代になっても、「みんなと違う」のは不安になるし周囲にも心配されたりする、だけど「みんなと同じ」でいるのはしんどいし、うまくできない……。そんな気持ちになることは多いし、それはこれからの時代もずっと続くのでしょう。

この本では、そんな風に「みんなと違う」自分に気づいたときこそ、自分とは何かを知るヒントが隠れている、として、自分との向き合い方・周囲との付き合い方を紹介しています。たとえば、「特定の人としか仲良くなれないがこれでいいのか」、「一人の方が気楽だけどぼっちと思われるのは嫌」、「がんばっているつもりなのにうまくいかない」……。本文は字も大きめで読みやすく、イラストや漫画も取り入れた親しみやすい雰囲気で構成されています。

普通、みんな、常識。そういった言葉が示すものは時代や環境で変わるし、生き方というのは実は想像するよりもたくさんある。その中で自分らしい生き方選びのヒントになる考え方が、この本にはたくさん書かれています。

みんなはこうなのに、自分は違う、だからダメなんじゃないか……そんな不安に襲われたときにぜひ読んでほしい一冊です。

推薦者:遠藤 真衣(新潟県立図書館司書。ユースコーナー担当)

新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。

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