小学3年生から6年生の子どもたちが日ごろ感じている「心がモヤモヤすること」「不思議だなと思うこと」「納得がいかないこと」に脳研究者の池谷さんが向き合い、解決へのヒントを与えます。
「頭がよくなる薬はありますか?」「ぼくの『やる気のスイッチ』はどこにあるんでしょう?」「いじめがなくならないのはなぜですか?」など、バラエティーに富んだ質問ひとつひとつに対する池谷さんの回答は、どれも愛情にあふれています。
読んでスッキリすることもあれば、更に考えさせられるような内容もあり、はっとさせられる新しい視点も・・・。 答えのあとに書かれているヨシタケシンスケさんの挿絵とキャプションも的確です。
悩むことは悪いことばかりではなく、モヤモヤを感じることが大切で、それを自分の中で解決したり、折り合いをつけたりしていくことが成長するということなんだ と 思えてきます。
大人にも読んでほしい一冊です。
推薦者:有本 教子(新潟県立図書館司書。こども図書室担当。2女1男の母。)
さて、新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。