いつものように学校へ向かう少年の ふと湧いた疑問に 「なんだろう なんだろう 〇〇ってなんだろう」と考えていきます。この絵本は、絵本の形をした哲学書で、読み手の思考を鍛える本のようです。
例えば《学校》。学校をいろいろな視点から言い換えています。先生がいる所で、友だちがいる所 のように。
見開きでひとテーマをたくさん言い換えますが、「これぞ、正解!」とは、どのテーマもいかないようです。考える人が決めればよいこともあるし、誰が考えても分からないこともあります。
この絵本を読んで「なんだろう」と思うことが、思考の旅の始まりな気がしました。この本は「考えることは楽しいよ」と教えてくれる絵本でした。
新しい生活様式を考える 今、自分の頭で考えることの重要性をこの絵本から、探ってみてほしいです。そして何か見つけ当てたら、それについて誰かと話してみることもお忘れなく!話すことも楽しいと、最近つくづく思います。
推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)
絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/