大人の本棚・こどもの本棚

なつみはなんにでもなれる

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おかあさんは洗濯物をたたみたいのに,幼児のなつみちゃんが話しかけてきて,なかなかしごとがはかどりません。なつみちゃんはいろいろなものに化けて,それをおかあさんが当てるというクイズをします。

絵本のページをめくる機能がとてもうまく使われていて,読者はページをめくると,クイズの答えにあたるなつみちゃんが意図した物が分かります。それを見るとなつみちゃんはとてもうまくその物を表しているのですが,発想がユニークすぎて,おかあさんはなかなか当てることができません。

そのうち,なつみちゃんは疲れてきて,眠り込んでしまいます。子育て中によくあることを大変かわいらしく表現した絵本です。

 

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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