先日亡くなられたイラストレーターの和田誠さんは、絵本も多数出版した絵本作家でもありました。
その中でも私が好きな「ぬすまれた月」
長新太、柳原良平、やなせたかしなどとともにポ二―ブックスという伝説のレーベルから出版されたこの絵本は、お月さまが、人の手に渡ってしまい、その満ち欠けによって予想もしない人や場所へ移っていくという楽しくも魔訶不思議な絵本です。
和田さん自身の映画監督、イラストレーター、エッセストなど多才に活躍された人生を月になぞらえて描いたような面白い絵本となっています。
推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)