大人の本棚・こどもの本棚

東君平のおはようどうわ 冬のおはなし ザルつくりのサル (他4冊)

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1986年、46歳の若さでこの世を去った東君平さんの代表作「おはようどうわ」は、1973年から亡くなるまでの約14年間、「毎日新聞」に連載された800ものお話の中から編集され出版されました。

もともと切り絵作家として注目された君平さんですが、次第に絵よりも文章に比重をおくようになったということで、ライフワークとしていた「おはようどうわ」は家族や自然、動物達に対する優しく温かい眼差しが感じられ、読んでいてとても幸せな気持ちになります。単純化した切り絵のカットが文章をよりいっそう引き立たせ、君平さんの世界をつくり上げています。

連載当時もし私が毎日新聞の読者だったら、間違いなく毎週楽しみにスクラップしていただろうなあと思います。お子さんへ寝る前の読み聞かせの一冊にもおすすめです。

推薦者:田野辺 淳子(絵本の家「ゆきぼうし」副代表。「ゆきぼうし」のある守門村(現魚沼市)で子育てをするため、2001年に新潟市西区から家族で移住。以来、「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。現在は、高校で書道講師として勤務。)

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