脚本のみならず、舞台、映画監督、俳優業など多才な活動を行っているクドカンこと宮藤官九郎が、数年前に週刊文春で連載していた子育てエッセイ。

父親として積極的に育児参加しているとは言い難いけど、育児をとことん面白がる姿勢は、育児世代の男性たちには見本となります。驚きや喜びのリアクションがとても大きく、宮藤流育児失敗談は爆笑のオンパレード。例えば、両手を持ってブラブラして遊んでいたら脱臼。それもなかなか気づかなかったといいます。赤ちゃんの夜泣きは、自分の泥酔と同じという説は、妙に納得。

「僕にとって育児は喜びと淋しさの連続」

この少年のような心を持った彼の育児は、まさに自らも創造力を爆発させながら、子供にそのまま生きる知恵を与えています。

推薦者：中山英（萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。）