お正月と言ったら皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
子どもたちはお年玉?
大人たちは初詣でしょうか?
近年はコロナ禍中でもあり、親戚が集まり年始の挨拶…とはなりませんでした。
しかし
それぞれの家でご馳走を囲み「おめでとう」と言いあってきたのではないかと思います。
その中心にあるのが おせち料理。
重箱に綺麗に並んだそれぞれの食材には日本ならではの想いが込められているのです。
そんな日本文化を小さい子どもにも分かるように、描かれたのがこちらの絵本です。
かまぼこさんが「くろまめさーん」と呼べば、元気よく「はい」と返事をしてころころと重箱へ。
続いてくりきんとんちゃん。次から次へと可愛い仲間が集まってきます。
最後はかまぼこさん。綺麗に並んだ重箱にかまぼこさんは入れるかしら?
お話の後にはおせち料理の解説とふくわらい のおまけ付きです。絵本を読んで、おせちを食べて、このふくわらいで初笑い!と楽しんでみてくださいね。
お節にはこれから始まる一年を幸せに、健康に過ごせるようにとそれぞれに名前があり、たくさんの願いが込められています。
一年に一度お節を食べながらみんなの幸せを祈ることは、平和であるからこそできる行事だと今年はより強く感じています。
新しい年もよろしくお願いします。
推薦者:朝日 仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)
絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/