大人の本棚・こどもの本棚

おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで

SNSでシェア

寿司のネタであるキンメダイや、アナゴや、イカが、どのようにして、生きている魚から食べ物になるのかを丁寧に写真にとった、写真絵本です。

この絵本がうまくできているなあと思うのは、お寿司屋さんにやってきた8人の子供達の写真とともに、魚からネタになっていく写真を収めていることです。子供の反応もそのまま見えるようにしてあり、子供が変に怖がったり気持ち悪がったりせず、興味を持ってその魚の体のいろいろな部分を観察した上で、素直にその寿司を味わっている様子を伺うことができます。

こうして、食べ物がたくさんの生き物の命から出来ていることを実感できるようになっているのです。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

SNSでシェア

新着記事