
「なんかおもしろいことないかなぁ~?」
そんなことを思ったら(または子どもに言われたら)この本を開いてみてください。
私たちの周りには たくさんの謎 であふれかえっています。例えば 粗大ごみの「粗大(そだい)」とは一体何なのか?ビルの入り口にある「定礎(ていそ)」とは何を表しているのか?などなど。
この本は 地球に「めずらしいもの」を探しにきた宇宙人が、今まで見たこともないものを見つけては、いろいろと想像して答えを予想します。しかし その予想はことごとくはずれていて・・・
しかし 見つけたものに詳しい地球人(近所の人)に出会い その方々から正しい情報を教えてもらいます。住宅街の謎・商店街の謎・河原や駅前の謎、全5章で51の謎が載っています。
知っていれば別に何でもない些細なことでも 知らないというだけで今自分の持っている知識をフル回転させ、想像するという楽しみを生み出すということを、この本を読んで実際に体験してほしいです。「大全」とついているので目次や索引、そして参考資料一覧も巻末に載っています。
ぜひこの大全を開いて、生きていくにはそんなに必要ではないかもしれない知識を増やしてみてはいかがでしょうか?きっと楽しく、知った後は誰かに話したくなると思います。

推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)
