夜、空を見上げると、当たり前のように星や月が輝いています。「なぜだろう?」と不思議に思ったことはないでしょうか。「なぜ星はあんなにキラキラ光っているの?」「なぜ月は大きくなったり小さくなったりするの?」と、お子さんに聞かれたことはないでしょうか。
本書は夜空、月、星の3つのパートに分かれていて、私たちが不思議に思うようなことや当たり前に見ていて知っているようでうまく説明できないことを、Q&A形式で写真やイラストを交えながら、やさしく答えてくれています。
例えば、火星が赤い理由や夜空が暗い理由、夜空に光る星の数など。さらに、9月の「お月見」について、どうして9月にするのか、どんな意味があるのかなども解説されていて、思わず「そうだったんだ!」とうなずいてしまいました。ほかにも、12か月を彩る星座の見つけ方、1等星の探し方もやさしく教えてくれていて、今すぐ星空観察をしたくなってきます。
この本を片手に家族で夜空を見上げ、季節の星探しをしてみてはいかがでしょうか。すてきな時間を過ごすとともに、かけがえのない思い出になるのではないでしょうか。
推薦者:新潟市立松浜図書館 石塚 香里