作家である著者はシェアハウスで出会ったパートナーとの間に子供を授かるも,パートナーが体調不良で倒れ,いわゆる「ワンオペ育児」をすることになってしまいます。
この本は,「地獄のワンオペ」時代からお子さんが8歳になった現在まで,著者が子育てをして感じたことやすべきだと思ったことを綴ったエッセイです。
「子育てによって,誰かが犠牲になる世界は狂っているのだ」と考える著者が父親の育児参加,夫婦の家事分担,子どもと動画サイト,憂鬱な長期休暇など子育てにまつわる問題をユーモアに富んだ文章で語りつくしています。
子育ての大変さだけではなく,楽しさも伝わってくる,パパ必読の一冊です。
推薦者:ほんぽーと新潟市立中央図書館 サービス1グループ 司書