これはチェコの絵本です。

先日、妻が幼稚園時代に作った読書ノートが出てきて、この絵本の記録を見つけました。現在でも、絶版になっておらず（復刊）驚いていました。人気のロングセラーはよくわかりますが、こうした地味ですが、味わいぶかい海外翻訳絵本が、いまでも手に入り、再会できたことに感謝しました。

家の庭にある「りんごの木」を少年と家族や動物たちが見守ります。りんごの木に実がなることを待ちわび、春夏秋冬がめぐります。収穫して果実と再会した喜びが、この本との再会を物語っているようで、本との不思議な縁もあるものだと感じました。

中山 英（萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児（4歳娘）の父。育児と読書の日々を過ごしています。）