
春は進学や進級、引越しなどで新しい人と出会うことが多い季節です。この本には、そんな「はじめまして」の時にも、日常的にも交わされる様々な「あいさつ」が集められています。
「あいさつ」は言葉だけではありません。頭にキスする、手首を握るなど、言葉だけでなく、しぐさも詳しく紹介されていて、なかには、唾を吐く、舌を出すといった、急にされたらびっくりするような あいさつ があることもわかります。
長新太さんの絵はちょっと不思議で、思わずくすっと笑ってしまい、見ているだけでも楽しい気分になります。
巻末には野村雅一さんによる「さて…あいさつってなんなんだろう」という文章があり、これを読むと、普段何気なく行っている日本の あいさつ が世界では珍しいことや、あいさつの習慣がない国もあることなど、新たな気づきも生まれます。
新しい出会いの季節。緊張することがあるかもしれません。この絵本を読んで、明るく、楽しく、たくさんの「はじめまして」を迎えましょう。

推薦者:有本 教子(新潟県立図書館司書。2女1男の母。)
新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。
