翻訳絵本でも、あまり馴染みのない国の絵本には、その国の独特の風習や暮らしを感じとれて楽しいです。日本人なのだから、日本人作家の絵本でいいのでないかと思いますが、意外と大人よりも子供ほうが反応がよく、このノルウェーの定番の絵本として読まれている「セーラーとペッカ」シリーズも偶然、手にし、読み聞かせると、意外なほど、楽しめました。
中年のおじさんと犬が町へ買い物に出かけるのですが、途中のハプニングでのおじさんの所作や通る街並みが、北欧のゆったりとした異国情緒が漂います。世界の絵本を読むと、自分の世界も広くなると思います。
この本、現在、品切れしており、図書館でのご利用になります。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(3歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)