大人の本棚・こどもの本棚

すうがくでせかいをみるの

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家族には皆好きなことがあるのに自分にはないと思っていた女の子は,いろいろなことをやってみて,自分は数学が好きなのだと分かります。そして,自分が数学を通して世界をみているように,他の人もそれぞれの好きなものを使ってそれぞれのやり方で世界をみているということに気づいていくのです。

この絵本の巻末には女の子が書いた「数学ノート」が掲載されています。フラクタル,多角形,同心円,曲線,軌道,集合といった数学の考え方を通して,身の回りにある現象をとらえていることが示されています。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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