大人の本棚・こどもの本棚

すきなこと にがてなこと

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4月になり、大人も子どもも新しい生活には不安がつきものです。それでも自分の得意なことを活かせる時は、前を向いて頑張ることも多いと思います。 しかし、ちょっとでも不得意や「好きじゃない」と感じた瞬間に、気持ちは一変するでしょう。そんなマイナス思考をプラスに転じるヒントがこの絵本を読むと分かるのです。

困っている人を見つけたら手を差し出す。当たり前なことですが、なかなかできません。でも、私たちはみんな繋がっていて、私も助けてもらっていると知れば、「誰かを助けること」が特別なことではなくなるのです。生きていくには普通のことになると思います。

スポーツは得意だけど、発表は苦手。そんな時 、話が大好きな子が一緒に発表をしてくれます。この連鎖からお話は始まります。この繋がりは学校での生活だけではなく、家族との繋がり、地域の人々との繋がりと広がっていきます。広範囲での関係性となると世代も超えての繋がりになるし、インターネットを介すれば世界中にいる人々との繋がりになると、この絵本から学べます。

いくつになっても、自分の好きなことを誰かに話せ、誰かの役に立てたら素敵だなぁと 思いました。

推薦者:朝日 仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)

絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/

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