冬になると、雪の上に手袋が片方だけ落ちている、そんな新潟でもよくある情景を絵本にしたのがこの作品です。
舞台はアメリカのミシガン。冬のある日、双子のネッドとドニーが外に遊びに行こうとすると、ドニーの赤い手袋が片方しかありません。手袋はすぐに見つかりました。ところが、手袋を失くしたという噂が町中に広まり、ドニーの家には次々と落とし物の手袋が届けられます。きっと手袋の持ち主も困っているはずです。そこでネッドがいいことを思いつきます。はたして、うまくいくでしょうか。
ネッドとドニーは、作者の双子の孫をモデルにしています。寒い冬にご家族で読んでいただきたい、心温まる絵本です。
新潟市立西川図書館 司書