「あんどら いんどら うんどら」とどこか奇妙な呪文と、砂漠でラクダと共に歩いているような、ちょっと近寄り難い魔術師。更に、穴あきの仕掛け絵本になっていて、1冊の中に楽しさがギュッと詰まっている絵本です。
卵が花に変わったり、2本の輪が9本の輪に増える等の手品が展開されます。「あれ?」「あれ?」と思わせる手品の数々。思わずページを開いたり、戻したりを繰り返してしまいます。最後のページでは怪しげな魔術師にクスッと笑いが出ます。
推薦者:大平光代(絵本の家「ゆきぼうし」(魚沼市)代表。絵本専門士の資格を持つ。10年間子育て専業主婦をし、現在は保育園、こども園勤務の保育教師。大阪府出身)