このお話は「ちいさなねこ おおきなへやに ちいさなねこ」というリズミカルで、簡潔な書き出しで始まります。
ねこ中心に描かれた絵は、子どもたちを絵本の世界に引き込み、ちいさなねこの冒険にハラハラドキドキします。
お母さんねこが見ていないすきに外へかけ出す ちいさなねこ。外は危険がいっぱいです。車にひかれそうになり、犬に追いかけられ、木に登って鳴く ちいさなねこ。
その声を聞きつけ、探しに出かけるお母さんねこの姿の頼もしさ。
求めていた結末に子どもたちは安心し、心が満たされることでしょう。
推薦者:有本 教子(新潟県立図書館司書。こども図書室担当。2女1男の母。)
さて、新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。