絵本作家、画家、鳥の巣研究家として活躍中の著者が、世界各地で見つけた鳥の巣を描いた絵本です。

家の周りで使い終わった鳥の巣を見つけ、心を動かされた鈴木さんは、世界中の鳥の巣を調べる旅に出ました。アフリカでは幅５ｍもあるアパートのような巣で集団生活をするシャカイハタオリドリに、南米のジャングルでは長さ２ｍものふくろ状の巣を編むオオツリスドリに出会います。鳥たちが大切なヒナを育てるために作った巣は、形も材料も実に個性的で美しく、驚きの連続です。

学校では、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』（鈴木まもる　岩崎書店）も、いっしょに紹介しています。

田村　梓（新潟市立小学校の学校司書。子どもたちと一緒に、本や昔話を楽しんで、27年目になりました。公共図書館や幼稚園でも、子どもと本をつなぐ活動しています。）