詩人で直木賞作家のねじめ正一さんと、一度見たら忘れないイラストの組合せでできた絵本です。

とうさんと娘（あーちゃん）の可愛く、不思議なやり取りのお話です。

とうさんはポケットから500円玉を取り出します。左手にギュッと握りしめたら、なんと突然目の前から姿を消してしまうのです！

びっくりして家中探し回るあーちゃん。かあさんも巻き込んで探し回りますが見つかりません。とうさんは何処へ？？？

読む時は大人も子どももお話の世界にどっぷり入り込んで楽しんでほしいです。

そうすると とうさんがどこにいるか、きっと分かるはずです。

ちょっと懐かしい感じがする家の中をポップな家族が大冒険していく様子が痛快です。

主人公のあーちゃん家族は、絵を描いたいぬんこさんが一時滞在していた鳥取県で出会った家族がモデルだそうです。そしてお父さんはイタリア人の大工、お母さんは日本人のヨガ講師という設定だそうです（出版社HPより）。

推薦者：朝日仁美（絵本でＳＤＧｓ推進協会 代表理事　ＪＰＩＣ読書アドバイザー/絵本専門士　長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSＤＧｓを普及する会を立ち上げ活動中。）

絵本でＳＤＧｓ推進協会　https://ehonsdgs.amebaownd.com/