大人の本棚・こどもの本棚

月夜とめがね

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上越市出身で「日本のアンデルセン」と呼ばれた小川未明さんの作品が、長岡市在住の諸橋精光さんの絵で紙芝居になりました。

淡く美しい月の光に照らされた小さな家。窓辺で針仕事をするおばあさんのところに、めがね売りがやってきます。おばあさんが買っためがねをかけてみると・・・娘の時のようになんでもよく見えるではありませんか。喜ぶおばあさんのところに今度は女の子が現れます。指を怪我して泣いている女の子、その傷口を見ようと、おばあさんがめがねをかけると・・・。

不思議なことが起こりそうな満月の夜。場面いっぱいに広がる幻想的な絵を見ていると、静けさや花の香りまで感じられ、物語の世界に引き込まれていきます。
楽譜が付いていて、演奏することで臨場感が増すのは紙芝居ならではの効果でしょう。

推薦者:有本 教子(新潟県立図書館 司書。こども図書室担当。1男2女の母。)

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