視点人物のぼくは小学校で夜警の仕事をすることになりました。
夜や休日の小学校のいろいろな場所に、大男、ウサギ、タンゴを踊る人、アマガエル、コメツキバッタの先生、アライグマなど様々な生き物が現れます。それらの生き物をぼくは恐れたり騒いだりすることなく、とても自然に受け入れます。
少し不思議だけれど、穏やかで静かな心地よい雰囲気が漂っている作品です。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)