かつての子どもは、親や祖父母のやることに興味を持ち、傍らで見て体験し自然と学んでいましたが、今日ではそれが難しいライフスタイルへと変わってきています。暮らしの名人になろう！という筆者の言葉通り、この一冊には自立して暮らしてゆける生活の知恵が満載されています。ご飯の炊き方から缶詰や食品の表示と添加物について、また、衣類の洗濯のコツやたたみ方、住まいの防カビ対策から紐やロープの結び方、そして地震の基礎知識やいろいろな応急処置の方法まで、生きる力が身につく衣食住のあらゆる情報がぎっしりと詰まっています。小学生から大人まで楽しめます。同シリーズとして自然図鑑・冒険図鑑・工作図鑑なども多数出版されています。

推薦者：田野辺淳子（絵本の家「ゆきぼうし」副代表。「ゆきぼうし」のある守門村（現魚沼市）で子育てをするため、2001年に新潟市西区から家族で移住。以来、「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。現在は、高校で書道講師として勤務。）