*麦島侑アナウンサーより
前日の県内の突然の雷雨で開催が心配されましたが、当日は青空が広がり晴れ渡りました。
見附伝承館では元気な子供達20人が集まりました。伝承館では2004年と去年起こった豪雨水害についての勉強が行われました。子供達の顔は真剣そのもの。自分達の身近なところで起きた自然の脅威を改めて感じていた様子でした。
その後バスで刈谷田川ダムへ。
迫力満点のダムに子供達は驚いていました。ダムは、飲み水、電気を作り、そして、洪水になっても皆が住んでいるところに水が溢れ出ないようにする防災の役割がある事を皆で学びました。
また2004年の水害の際は、ダムの水位が高さおよそ250M位あったそうで子供達と私は、その水位を想像して当時の被害の大きさを思い知りました。
また、普段は入れないトンネルに入ってみたりと貴重な体験をしました。このトンネルの涼しいこと!寒いくらいでした。
そして続いては、子供達おまちかねの栃尾フィッシングパークへ。
漁協組合の人に釣り方を教えてもらいながら竿に餌をつけて川釣りを楽しみました。ただ皆、餌のぶどう虫を触るのが嫌なのか、餌をつけるときだけ「麦~餌付けて~」と甘えてきました(笑)なかなか甘え上手な子供達です (笑)ランチタイムでは釣った魚を炭火で焼いて食べました。とっても美味しく、子ども達もたくさん食べました。
そしてこの日最後の見学場所、刈谷田川の遊水地へ。
遊水地とは、川の水を溢れさせて貯めさせる所をいい、2004年の水害をきっかけに刈谷田川上流に6つ作られました。
その遊水地が完成した1ヶ月後に去年の7月の水害が起こったそうです。2004年を上回る大雨でしたが、被害は2004年より少なく遊水地が効果を発揮したということです。
今回の刈谷田川ウォークリレーに参加して私自身、テレビニュースや新聞でしか見ていなかったダムや遊水地を見学し、水害を体験した方から話を聞き、改めて自然の脅威を感じました。それと同時に見附市の方をはじめ多くの方が自然災害を教訓にして人々の命を守るために力を尽くしてくれていることを知りました。
これから私は忘れかけていた自然の恵みへの感謝を忘れずに1日1日大切にしようと思いました。
子供達と一緒に勉強したり遊んだりと、とても有意義で楽しい一日でした。ありがとうございました。