キッズイベント

キッズチャレンジ 防災キャンプ

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日時 2016年8月17日(水)、18日(木)

新潟県は中越地震、中越沖地震と2つの大きな地震を体験したところ。
子どもたちに普段から災害に対する知識を持ってもらいたいと思い企画したキッズプロジェクト防災キャンプ
女の子6名男の子10名の16名が参加しました。
最初に訪れたのは小千谷の震災ミュージアム「そなえ館」。
ここは、中越で起きた地震の被害状況、当時の様子などが写真や文章、展示物で紹介されています。
テレビや新聞でしか見たことが無い実際の避難生活の時の様子がリアルに再現されていて改めて大変な当時の様子を感じることが出来ました。
地震体験をするコーナーもあり、阪神大震災や東日本大震災、中越地震、熊本地震の揺れを代表のお友達が体験。長く揺れ続けたり、短いけど大きい揺れだったり・・
ひとつひとつの揺れの違いがよくわかりました。
体験したお友達は「思ったよりも大きく揺れて怖かった」「本当に揺れが長く感じた」といっていました。
そのあとは、いざというときにその場であるものを使って手作りすることができる、雨カッパとマスクを作りました。
マスクは、キッチンペーパー、輪ゴム、ホチキスがあれば簡単につくることができるものです。
いざというときに役に立ちそうです。
ここでは、先に作った子は周りの友達にも作り方を教えてあげるシーンもありました。

次の少年自然の家では、いざというときのダンボールハウス作りを体験!
これは体育館などで避難する時に、ダンボールの仕切りを作ることで人目が気にならなくなったり、
着替えることができるスペースにもなり、実際の避難所などでも使われるもの。
みんなは、ダンボールを組み合わせて大きさをきめて形をつくり、そこに絵を書いたり、窓をあけてみたり、
鍵を付けたりとオリジナル性あふれる家が出来上がりました。
夜は、みんな楽しみにしていた肝試し。大人の私でも本気で怖かったです。
両腕をぎゅーと挟まれた状態で手を取り合いながら進みました。
夜は作ったダンボールハウスで就寝。
ダンボールの中は「静かで涼しかった」と言っているお友達が多くいました。

2日目は、北陸ガスの火育教育を受けました。
火育マイスターの先生に火の歴史や役割などを教えてもらい、実際に木の棒や紐を使って、
火をおこす体験をしました。なかなか火種を作るのは難しく、相当な力とコツが必要でした。
昔は火をおこすのが大変なことを身に染みて感じることができました。
お昼はみんなで野外炊飯です。グループに分かれてカレー作りをしました。
今回は防災キャンプらしく「災害時」をテーマにしたカレー作り。
貴重な水をペットボトル3本分6リットルで料理から洗い物まですべて賄う、いう体験をしました。
みんな悪戦苦闘しながら、水の使い方を考えて工夫している様子がありました。
最後、どうしても水が足りないグループは、他の班に交渉をしにいって、水を分けてもらうシーンも!!
カレーの味は、同じ材料でつくっているのに火加減や水の量でグループごとに味が異なって面白かったです。どこのグループのカレーも美味しかったなぁ!

帰りのバスでは、私と乗務員さんも一緒に
みんなで怖い話や面白い話、質問タイム、早口言葉をして最後は盛り上がって帰ってきました。
今回は、大きな災害が起きるまえの備えやいざというときのためにできることについて学ぶことができました。
それと同時に、初めてのお友達同士でも、困ったときや困っている人がいたときに声をかけあい、
協力するシーンが多く見ることができました。体験を通して人と人が協力する力を感じてもらえたかなと思います。
この経験が少しでも心に刻まれて覚えていてくれたら嬉しいです。

※ 当日の模様は 初日 9/15(木)・ 火育体験 9/29(木)の「週刊キッズインフォメーション」で紹介いたします。

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