みなさん!唐突ですが、夏といったら何を思い浮かべますか?
今回はそんなことから 絵本とSDGsを繋いでいこうと思います。
暑い!
まずは 「暑い夏」でしょうか?
ここ数年 日中の最高気温が35度を超える猛暑日や30度を超える真夏日が増えている気がします。この暑さは私たち人間だけが感じているものではなく、動物や植物にも影響を与えています。
表紙に描かれているペンギンが日照りの中、涼しい場所を求めて探し出します。
そしてちょうどよい日陰を見つけ一休みすると、それはなんとアザラシの影だったわけで!今度はアザラシと一緒に涼しい場所を探し始めます。その後、他の動物たちとの出会いもあり、ヘトヘトになりながらみんなで涼しい場所を探すのでした。
みんなが一緒に涼める場所は見つかるのか??
この絵本を読むと自分たちの周りの「涼しい場所」を考えるきっかけになります。そして、どうしたら涼しい場所はできるのか? どうしてこんなに暑いのか?などの疑問をいだいたら、そこから調べたり話したりしてみてほしいです。
SDGsのゴール13「気候変動に具体的な対策を」につながるヒントになると思います。
また、空や雲の観察も、夏休みにできることだと思います。
天気に関する絵本などはたくさん出版されているので、ぜひこの機会に読んでみてほしいです。
こちらの絵本は雲の種類や変化していく様子が分かりやすく描かれています。監修は気象予報士でもある方で南極観測越冬隊員の経験もある空の探検家です。読んだ後は、きっと空を見上げ、雲などについて話したくなると思います。
気候変動について解説した本も紹介しておきます。
興味をもって どんどん深掘りしていくと「もっと知りたい!」と思うことが出てくるはずです。大人も一緒になって知識を増やして楽しんでほしいです。
夏といったら 海!
次は「海」についての絵本をご紹介します。海といっても 海にいる生きものについての絵本です。
海中や周りで生きているものを丁寧にそして美しく描いています。そんな生きものはどんな海でくらしているのか?今現在、海の中で起きている問題について知ることができる絵本です。自然と生きものの関係性や私たちが食しているものについてまで考えを広げることができる絵本です。
子どもだけでなく、きっと大人も夢中になること間違いなし!です。
主人公のステラは毎日遊びに来るカモメをワクワクして待っていました。このカモメがくわえて運んでくるものを贈り物と言って楽しみにしていました。しかし、だんだん木の枝や貝殻のような自然界のものではなく、人工的なもの・・・つまりゴミを運んでくるようになります。
そして、そのプラスチックごみをカモメが食べている事実が分かり、ステラは海辺のゴミ拾いを提案するのでした。「うみべのおそうじパーティー」と名付け、地域の人を巻き込んで開催しようと計画していきます。海洋プラスチックの問題を物語で描いています。今起きていることを知ると同時に、女の子が友達のために行動を起こすという思いやりについても描かれています。
誰かのために行ったことが、実は自分たちの生活にもつながっていることが分かる絵本です。そして、小さなことでも始めることの大切さが分かります。今、自分には何ができるか?みんなで考えてみてほしいです。
プラスチックの問題について 、子どもたちにも分かる様に解説した本も出版されています。仕掛け絵本になっていてめくって楽しみながら学ぶものもあるので、ぜひ、探してみてください。
その他にも、夏といったら…はまだまだ想像できます。
次はみなさんも、思いつくキーワードから絵本を探してみてください。
もしかしたら、SDGsとつながる内容の絵本が見つかるかもしれませんよ。