
4年3組のぼくとタイガーくんは、算数の時間に“大きい数の名前”を習いました。億、兆、京(けい)。1京は、0が16個も並んで 「すっげーでかい」! その夜の夢には、へんてこりんな神様がでてきて、京より大きい、ガイ、シ、ジョウ……無量大数 を教えてくれます。
別の日の授業は、“たし算・かけ算対抗戦”。0から9までの二つの数を選び、たし算組とかけ算組で、どっちが大きい数になるかを競いました。どちらが勝つと思いますか? 4+2=6 4×2=8 は、かけ算組の勝ちだけど、9+0 と 9×0 ではどうでしょう?
また、“階乗”という計算も、教えてもらいます。 4の階乗は、4!と書き、4!=1×2×3×4=24。 5の階乗は、5!=1×2×3×4×5=120。 では 50! を計算してみると
……!!!!!
自転車で走る距離や、富士山の高さ、日本海溝の深さなど、子どもの身近なことや興味のあることを例にあげ、数のふしぎと楽しさを伝えてくれます。タイガー立石のエネルギッシュでカラフル、シュールな絵がマンガのようにおもしろく、算数への苦手意識を払しょくしてくれそうです。(筆者は正直、途中で頭がこんがらかる場面もありました…)
「たくさんのふしぎ」は、世界にあふれるふしぎに迫り、そのなぞを小学生にも分かりやすく解きあかす科学の本のシリーズです。創刊40周年を迎えました。

田村 梓(新潟市の小学校司書。子どもたちと一緒に本や昔話を楽しんで、30年になりました。)
