私が「ママの心が元気になる居場所」を創ろうと思ったのは、23年前の子育て真っ最中。
元保育士でもないし、子どもが特別好きでという訳でも、お金に余裕があった訳でもない。まだ20代半ばで、子どもとどう接したらいいかわからず、子育て・家事・自分自身にもなにもかも自信が持てず、ボロボロの借家の中で0歳と2歳の子どもを両手で抱えながら”誰か助けて”と泣いてばかりいたような私。
子育て雑誌で「アダルトチルドレン」という言葉を知ったのもその頃。親の期待に添うように育てられ、自分自身の感情を感じられなくなってしまったまま大人になり、自信が持てずにうんぬん…というようなことが書かれていた。読んだ時、私は「これだ」と思いました。「だから子育てがつらかったんだ!!」と。
まず「自分に自信を持てて自分らしく生きられるようになりたい」そうすれば「子どもをゆとりを持って愛せ、慈しんで育てられるのでは」と思ったのです。
当時、経験も資格も、お金も、子育てで5分も自分の時間が無い中で、あったのはただひとつ。「想い」だけ。本気の想いが人の心を動かし、少しずつ一歩一歩想いが実現に近づいていきました。
当時は今のようにインターネットはありません。二人の子どもをおんぶして、抱っこして、人に会って、想いを話すことだけ。そんな風に動きはじめて2年後、実現してオープンでき、それから数えきれないほどの苦難を経て20年。みんなの支えがあり、ここまで続けることができました。
そして今、一軒家を借りて3カ所の居場所と、出張で2カ所の居場所をやっています。相変わらず”ちゃんとした収入”は無いけれど、たくさんの同じ想いの仲間に囲まれ、お金に換えられない価値のあるものを日々たくさんもらいながら、感謝して生きています。心から笑いながら、生きています。自信もつきました。感情も豊かになりました。自分の好きを知り、その好きなことをいっぱいできるようになりました。そして、その好きなことでお金をもらえるようになってきました。
“自分らしく”生きること。“自分の好き“を生きること。
それが、心の元気につながり、心から笑える。
そんな思いを元に、本を出版しました。『あなたのままで〜夢が叶う居場所 ドリームハウスの20年』新潟日報asshで連載中の子育てコラム「あなたのままで」のコラム集と寺尾の元祖ドリームハウスの写真やママ漫画、ドリームハウス立ち上げと最初の頃の話など、盛りだくさんです!ママが抱っこしながらでも読んだり、バッグに入れて隙間時間に読めるようなサイズとボリュームです。
これから各地で出版記念「あなたのままで」歌のライブツアーもしていきます!ぜひ
聴きに来てくださいね!!