大人の本棚・こどもの本棚

あなたのいえ わたしのいえ

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子どもはいつから住んでいる自分の家を認識するのでしょうか。それはもしかすると、物語に登場するお菓子の家や、怖い老婆が住む家の存在を知ってからでしょうか。

家は自分の住んでいる家だけが「家」と思っていた幼児は、いつしか周りにたくさんの家があることに気づき、そして、さまざまな形や色をしていて、犬には犬小屋が、金魚には水槽があてがわれている。家は生きていくために欠かせないものとかわってくる。さらに、家はどうやって建てられるのかと続いていく。この絵本は住んでいる家を知り、考えていくだけでどんどん知りたいことが増えていく、加古里子(かこさとし)さんらしい作品です。

中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(4歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)

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